2009年 04月 12日

村林ビル/コルタサル「遊戯の終り」読了

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 写真は佐賀1丁目の村林ビル。耐震補強して、末永く街の記憶を
留めてもらいたいが。
 むかし(1980年代半ば頃?)アルフレッド・バーンバウムたちが
古いビルを共同アトリエとして借りていたことがある。「クルクル」
とか名づけられて茅場町(?)に在ったと思うが、記憶が定かでない。
 毎日、海馬が一頭また一頭と逃げ出し、わたしがわたしであることの
確信が薄れてゆく(ってフレーズも書いたことがあるような気がして)。

 J・コルタサル「遊戯の終り」(国書刊行会 77初函帯)を昨夜、読了。
アイディア・ストーリーぽい、結末がすぐ予想されるものも1、2篇ある
けれど、やっぱりコルタサルはいい。
 具体的に描写される日常の風景が、文章の進行につれて異界へと
変貌していく様子がすばらしい。

 最後の短篇「遊戯の終り」に至っては、子ども時代の黄金の日々の
残酷な終りを主人公たちとともに味わい、泣きたくなる。一瞬にして
遠ざかる列車の乗客を観客として、活人画や彫像ごっこをするなんて、
すごい少女たちだ。
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by byogakudo | 2009-04-12 13:28 | 読書ノート | Comments(0)


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