2009年 04月 19日

クレイトン・ロースン「首のない女」まだまだ初めのところ

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 疲れているのか「首のない女」(クレイトン・ロースン 創元推理文庫 62初J)が
はかどらない。寝床で読み始める。30分もすると本を置き、眠る。

 作者のせいではない。本筋に入りたがらない(?)、ゆっくりした書きっぷりでは
あるが。(あるいは、この文体自体が、ミステリとしての勘所なのかな?)

 昨日引用した、「英米作家の小説の中では、人は手帖ではなく封筒にメモを
とる」シーン前後では、4頁近く、隠語とその実例(相棒を使ってスリをする、
ミスディレクションの実行例)が描かれる。
 女性ふたりが演じる綱渡りを見て、
<「鉄線上での前向きのとんぼ返りは、どんな場所でしても、後ろにとんぼ
 返りするよりずっとむずかしいものだ。いつか試みてごらんなさい。[略]」>
(p72)と、奇術師兼探偵役・マーリニは言うけれど、マット上の前廻りでも
斜めになってしまうような奴では、確かめる術がない。

 サーカス団の座長が不可解な事故死を遂げているのは分っているのに、
なかなかその話にならず、あくまでも寄り道の愉しさが続いている。いつか
本題に集中するかもしれないが、J袖に記された登場人物表には30人余り。
 誰が誰だか分らなくなったら、活用しよう。
 
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by byogakudo | 2009-04-19 13:39 | 読書ノート | Comments(0)


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