2009年 04月 26日

パトリック・クェンティン「俳優パズル」読了完売

e0030187_1564815.jpg









click to enlarge.


 相変わらず道尾秀介をほったらかして、パトリック・クェンティン
「俳優パズル」(創元推理文庫 61初 J)を一昨夜、読み終える。

 リハビリ・ミステリ? アル中の演劇プロデューサー以下、ナチに追われた
過去につきまとわれる名優、離婚の痛手が癒えない女優他、上演関係者ほぼ
全員が何らかのトラブルを抱えながら、新人作家の戯曲に賭ける。
 みんなが一発形勢逆転を願っている。
 しかし古い劇場には因縁めいた幽霊話があり、楽屋の鏡がこわされる
なぞ、怪奇ミステリ風の始まりである。謎の解明がごくシンプルなので、
好感がもてる。

 けれども、最終的な事件の解決が、初日の最終ひと幕の上演中に、
ひそひそ話で交されるのは、なんだか変な感じだ。関係者席は客席から
離れているのだろうか?

 あと、プロデューサーが自分を診てくれた精神科医に傾倒しまくっている
のも不安の元だ。精神科医が探偵役でもあるから、ストーリー上、そうである
方が話がごたつかなくて良いけれど、患者が医者に頼り過ぎるのは、回復に
影響しやしないかと、余計なことに気が廻った。

 J装画について記しておきたかったが、昨夜お客さまがレジ後ろに置いていた
この本を所望され、買って下さったので手元にない。メモしておけばよかった。
[PR]

by byogakudo | 2009-04-26 15:05 | 読書ノート | Comments(0)


<< 美咲歌芽句と亜湖さんが会う      神保町から湯島へ >>