2009年 04月 28日

道尾秀介「鬼の跫音」読了

e0030187_14482179.jpg









click to enlarge.



 写真は、これも湯島で。木造モルタルも、今では少なくなった。

 いいかげん片づけなくちゃと、一気に「鬼の跫音」(道尾秀介 角川書店
09初帯)の残りも読み終える。
 どれも怪談風味であるが、最初の2篇が結局、いちばんいいのでは
ないかしら。
 ある物語が語られてゆく。終盤に至って、するりと体をかわすように
フェイズが一変するときの、呼吸や身ごなしが巧い。

 「片目の猿」の泥くささを憶えているので、心配しながら読んだが、
ひとは変れるものだと分って、うれしい。
 怪談を意識して、筆書き文字風字体が使われているのが、少し
やかましく感じる。

 昨夜からクレイトン・ロースン「棺のない死体」。まだ始まったばかりだが、
たぶんもうすぐ大金持ちが殺される。いまの流行りではない、もってまわった
文体で書かれているけれども、気になって読めないほどではない。
[PR]

by byogakudo | 2009-04-28 15:14 | 読書ノート | Comments(0)


<< クレイトン・ロースン「棺のない...      美咲歌芽句と亜湖さんが会う >>