2009年 05月 05日

トマス・M・ディッシュ「ビジネスマン」1/3ほど

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 写真は中野通りの元郵便局。西荻にあったよく似た郵便局は雑貨屋か
何かになったけれど、こちらはずっと閉ざされている。古本屋に貸して
もらえないかなあ。

 トマス・M・ディッシュ「ビジネスマン」(創元推理文庫 90初帯)、
面白がって読んでいる。メインは今のところ三人__妻殺しの夫と
殺された妻、彼女の母(癌で死にかけていたが、昨夜読んだ時点で、
娘の墓の前で死亡)__だが、この先も続々と登場して来る模様。
癌で死んだ母のゲイの息子も、葬儀に向かっている。

 アルトマンの映画みたいな群衆劇なのだろう。短い章毎に、出演者(?)の
視点で行動や感情・思考が描かれ、事態が明らかになってくる。

 下世話な語り口の、人間とその魂についての物語であるようだ。自分を
効率優先の「ビジネスマン」と自己規定する夫なぞ、幽霊になって彼の前に
現れた妻を使って、セックスしているし、癌で死ぬ母親がたどり着いた天国
(の手前)は、現世の病院やショッピングモールそのものである。

5月6日に続く~
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by byogakudo | 2009-05-05 14:58 | 読書ノート | Comments(0)


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