猫額洞の日々

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2009年 05月 17日

G・D・H& M・コール「百万長者の死」読了

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 写真は、おととい歩いた高輪台の薔薇。五反田展のあと、八つ山通り、
三菱・関東閣の周囲をぐるっと廻り、地下鉄・高輪台駅方面へ戻った。

 「百万長者の死」(G・D・H&M・コール 創元推理文庫 61年5版 裸本)
を昨夜、読了。株式会社の株価操作で利益を得る上品な、あるいは
スポーティヴな悪者揃いであるが、
<要するに、残念ながら、われわれの物語の、この終末に至ると、
 悪人ばらが緑の月桂樹のように明らかに繁栄しているのである。>(p388)
__そういう物語。
 会社関係者でただひとり、<いっこう金持になったけはいのない>
(p389)男もいるけれど、彼にしても食うに困らない身の上である。

 資本主義社会では、貧困による強力犯か、資金のある上流階級の知能犯
しかいないような気がしてきた。
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by byogakudo | 2009-05-17 14:35 | 読書ノート | Comments(0)


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