猫額洞の日々

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2009年 05月 20日

トーマス・ベルンハルト「ベルンハルト短篇集ふちなし帽」1/3

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 まだ数篇しか読んでいないが、なんというか、明るく、やくざなカフカ?
社会的には「弱者」(いやな言葉!)扱いされるメンタリティ・感受性の
持主が主人公だが、愚痴も弱気も、荒まないやけっぱち口調で語られ、
そこが、おかしみをもたらす。

 いい作家だと思う。コルタサルやフエンテス「アウラ」級の贔屓(?)に
までは至らなそうな気がするけれど。

 長篇「消去」は売れてしまったし、昔買ってそのままだった「ヴィトゲン
シュタインの甥」は古本屋を始めた頃、これも売ってしまった。
 いま思えば、惜しい。

 すこやかで感じがいい作家という印象だ。
     (柏書房 05初帯)
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by byogakudo | 2009-05-20 16:44 | 読書ノート | Comments(0)


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