2009年 06月 29日

田山朔美「霊(たま)降(お)ろし」読了/「久生十蘭短篇選」へ

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「映画化記念 私は猫ストーカーフェア」 神保町・三省堂本店4F
 6月26日(金)〜7月25日(土)
 

 お師匠さんからお借りしている田山朔美「霊(たま)降(お)ろし」
(文藝春秋 <来るべき作家たち>シリーズ第9巻 09初 帯)を
昨夜読み始め、寝る前に読了。

 最初の「裏庭の穴」は女性的なドメスティック怪談。あたまに
「平凡な」とつきそうな主婦が、日々の鬱屈を溜め込むための
穴を掘って、そこに厭な思いを閉じ込める。それを目撃した
娘も又、平凡な主婦になり、ミニブタを飼うことで鬱屈を逸らして
いたが、やはり穴を掘り、そこで死ぬ。
 と、非文学的で失礼な要約をしてしまったが、文学ぽさが、
あまり好きじゃなかった。射程距離の短さも。

 表題作「霊(たま)降(お)ろし」の方が、どちらかと言えば好きか。
悪くはなかったが、恒川光太郎みたいにファンにはなれず。

 寝床本は「久生十蘭短篇選」(久生十蘭 岩波文庫 09初)。
前に読んだ短篇もあるけれど、ああ、好きだ! 気持いい。
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by byogakudo | 2009-06-29 13:52 | 読書ノート | Comments(0)


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