猫額洞の日々

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2009年 07月 16日

ジョン・ウィンダム「時間の種」読了/武田泰淳「政治家の文章」へ

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 二匹います。中野警察学校跡地でお昼寝中。

「映画化記念 私は猫ストーカーフェア」 神保町・三省堂本店4F
 6月26日(金)〜7月25日(土)
 

 意識もうろうとして、気がつけばいつの間にか表にワゴンが出ている。
運んだのはわたしだけれど、実感的記憶がない。こんな調子で感想文
なぞ、書けるだろうか。

 ジョン・ウィンダム「時間の種」(創元推理文庫 66初 J)は短篇集。
ウィンダムは短篇も巧い! 小器用でない、思考と文体がキマってる
短篇集だった。アイディア・ストーリーだと読み返しできないが、
これは読み直せる。

 「もうひとりの自分」での、ドッペルゲンガーないし平行宇宙の発生
説明が、説得力あり。

 時間は海が凍ることに似ている。氷の先端が現在で、だんだん固まって
先へ進む。現在の後ろにある、しっかり固まった氷が過去、前方の流動的な
氷が未来である。
 いま凍結しかかっている氷(現在)の少し前方に出る方法が見つかれば、
平行世界の実現も可能ではないか、という説である。

 作品中のひとびとには「いかれている」と評されるが、わたしには納得
しやすい考え方だ。氷のイメージで語られるのが、好きなのだろう。

 「トリフィド時代」を楽しみに取っておいて武田泰淳へ。
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by byogakudo | 2009-07-16 13:00 | 読書ノート | Comments(0)


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