2009年 07月 21日

ジョン・ウィンダム「トリフィド時代」もうすぐ読了

e0030187_17414617.jpg









click to enlarge.


「映画化記念 私は猫ストーカーフェア」 神保町・三省堂本店4F
 6月26日(金)〜7月27日(月)
 


 超生命体との共存は可能かとじっくり悩む「呪われた村」は、地球上の
数カ所か数十カ所に限られていたので、村の長老格・ゼラビー氏以下、
悩む時間もあったというものだ。

 人類がおそらく遺伝子操作で作った歩行植物・トリフィドや、失明作用を
もつ生物兵器(?)を載せた人工衛星の衝突事故であろう大流星群に
見舞われる「トリフィド時代」では、災害は地球規模であり、生き残った
人類は、科学技術発達以前の状況に生きるしかないと覚悟し、個人では
なく、種の保存維持を意図して生きざるを得ない。

 悩む以前に優先順位の決定にさらされ、個々人の救助ではなく、種と
してのヒトの存続に賭けるしかなくなる。従ってストーリーも必然、実践的
生き残り術指南風になる。子ども向きにリライトされたやつではない、
「ロビンソン・クルーソー」を読んだときのことを思い出した。
[PR]

by byogakudo | 2009-07-21 17:08 | 読書ノート | Comments(0)


<< ジョン・ウィンダム「トリフィド...      ジョン・ウィンダム「トリフィド... >>