2009年 10月 05日
click to enlarge. 連日せっせと読んでいる「メグレ警視シリーズ」に関して、 某お客さまからお電話を頂いた。シリーズは彼の依頼でお探し したのだが、 「ブログを見たよぉ。いいよ、今忙しくって取りに行けないから、 ゆっくり読んじゃってて。年内には買いにくるからね」と仰る。 という事件(?)がありまして、河出書房版「メグレ警視シリーズ」に ついてのノートである。 シリーズのサイズがまず好きだ。タテ×ヨコが17.5×11.5cmと小ぶり である。1976年に第一シリーズが10巻完結の予定で始まるが、この シリーズの帯幅3cmは、帯嫌いも認めざるを得ない、きれいな細さだ。 ただ、ソフトカヴァにヴィニル・ジャケット(VJ)を着せたのが難点で、 よほどヴィニルの収縮率を案配してVJサイズを決めないと、本の首が 絞まる。 その欠点を補って出されたのであろう、1983年頃からの 新装版「メグレ警視シリーズ」は、紙ジャケットに帯付きだが、 帯幅4.5cmが、あまり可愛くない。細い帯は、印刷所段階で早くも 傷んだり失われたりしやすいと、聞いたことがあるし、VJ時には ジャケットの内部に帯を入れられたが、紙ジャケットではできない。 当初の全10巻が全36巻、さらには全50巻刊行決定、となった のはいつ頃だろう? また、1978年頃からテレビ朝日で「東京メグレ警視シリーズ」 というTVドラマが制作されたので、70年代末のシリーズ・帯幅は 9cmになり、ドラマ化写真が大きく用いられている。 「東京メグレ警視シリーズ」を見たことがないので何にもわからないが、 おそらく「人情デカ」シリーズではなかろうか。目暮(めぐれ)警視が 目黒署勤務だったらおかしいけれど、浅草辺りの警視だったのかしら? 都筑道夫のホテルディック・シリーズみたように象潟署が、 いちばんぴったりだと思うが、あれ、ホテルディック・シリーズに、 ほんとに象潟署が出てきたっけ? 自信がない。
by byogakudo
| 2009-10-05 13:42
| 読書ノート
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