2009年 10月 16日

「ダブリンで死んだ娘」余談/シムノン「メグレと殺人予告状」読了

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 写真は、キャフェ・SPUMAで。


 「ダブリンで死んだ娘」(ベンジャミン・ブラック ランダムハウス講談社
文庫 09初 帯 J)に、こんな箇所がある。
<[略]「起きましたか」と、田舎丸出しのアクセントでクワーク
[注:主人公]に言った。コークあたりか、それともケリーか。>(p291)

 近所の病院の本棚に、「アイルランド伝統音楽の旅」みたような題の
本があって、待ち時間に読んだことがある。頁隅に「ケリー・ジョーク集」の
コラムがあった。アイルランドのケリー地方をからかうジョーク集で、
いちばん気に入ったのが、
<「ケリー出身の海賊はすぐ分かる」
 「どうして?」
 「両目に眼帯をしてるんだ」>というもの。
 昨日書き忘れた余談です。

 シムノン「メグレと殺人予告状」(メグレ警視シリーズ35 河出書房新社
78初 TV化帯)は1968年の作。ブルジョア家庭での殺人事件だ。

 ところでベンジャミン・ブラックは、本名ジョン・バンヴィル、「コペルニクス
博士」等で知られた作家だそうだ。読んでいない。
 そのジョン・バンヴィルがメグレ・シリーズでないシムノンを読みはじめ、
別名ベンジャミン・ブラックとして発表したのが「ダブリンで死んだ娘」だと、
後書きにあった。
<「[略]シンプルで直接的な文章、軽い語り口でこういう小説が書ける
 なら、自分でもやってみたいと思った」(p483)

 ミステリとして読んだわたしが間違ってたのかしら? 
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by byogakudo | 2009-10-16 19:35 | 読書ノート | Comments(0)


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