2009年 11月 23日

スーヴェストル、アラン/久生十蘭訳「ファントマ」読了

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 「ファントマ」だ! しかも久生十蘭訳! ずっと読んでみたかった。
ついに手にした結果は、やや期待過剰であったような・・・。

 須永朝彦の後書きによれば、「新青年」別冊附録として1937年に
出版されたが、推敲する時間のない刊行ではないか、と言う。

 同感だ。文語調で戯作風の久生十蘭文体ではあるが、「魔都」
なんかと比べると、ときどきモタったりしている。大時代な会話は
楽しいけれど。(松野一夫の挿絵もそれほど・・・。)
 でもよかった。うれしい。こうなると、「新青年」別冊附録を
一度見てから死にたくなる。どこで見られるだろう?

     (コーベブックス 75初 帯 J)
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by byogakudo | 2009-11-23 14:06 | 読書ノート | Comments(0)


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