2009年 12月 09日

J・G・バラード「終着の浜辺」読了

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 ぽつりぽつりと一篇ずつ読んでいたJ・G・バラード「終着の浜辺」
(創元SF文庫 07年14版 J)を、ようやく昨夜読了。

 なぜ、これを読み落としていたのか解らないが、1960年代の
バラードはほんとに冴え冴えとよかった。
 収録された中では、「時間の墓標」と「終着の浜辺」が好きだ。
「甦る海」も入れようか。

 「終着の浜辺」を読んだおかげで、「ヴァーミリオン・サンズ」の
世界は、核戦争以後の未来小説だったと了解する。欧米人全員が
原水爆に関してラフでタフというわけではないと解っただけでもいい。

 だが、かつて「時間の墓標」というタイトルで出版されたのに、なぜ
「終着の浜辺」に改題するのだろう? まさか迂闊ものを当てにしての
行為とは思いたくないが。
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by byogakudo | 2009-12-09 16:06 | 読書ノート | Comments(0)


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