2009年 12月 20日

シムノン「メグレ警視のクリスマス」を読んでいる

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 またまたシムノン。河出書房新社のメグレ警視シリーズに入って
いない中短篇集だから、買わずにいられなかった。
 もう一冊、角川文庫版も買った。河出文庫の、たぶん絶版ものも
あったのに、そちらはうっかり買い落としてしまった。馬鹿だ。

 タイトル作品は、今の季節にぴったりのクリスマス・ストーリー。
改心しない女版スクルージが出てくる。女には想像力がない、という
教訓が含まれているのかも知れない。

 封筒に書きつけるシーンがあるが、この封筒は、ポケットから取り
出されるのではないので、わたしの収集とは少しジャンルが違う。

< そのあとメグレは、夫人が散らかっている紙きれを詰め込んで
 おく引出しから見つけ出したにちがいない古封筒の裏に、今日
 一日の出来事を要約してみた。>(p75)

 反故紙の裏にメモするのは、むかしの日本の家庭でも一般的
だったけれど、今はどうだろう?
     (講談社文庫 78初 J)
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by byogakudo | 2009-12-20 13:16 | 読書ノート | Comments(2)
Commented by 芽句 at 2009-12-21 23:32 x
こんにちは! 毎日超多忙なためメールもできず、すみませぬ。
反古紙の件で一言。わたしは昔から市販のメモ用紙を買ったことがなく、
もっぱら新聞チラシ(ツルツルしていない紙に限る)の裏や、それこそCOCOの収集癖である「封筒の裏」どころか、封筒を切り開いて裏全面まで余すところなく使います。我が家の代々の無言の教えとして、(笑)貴重な木を犠牲にしてしか作れない紙を無駄にすることは、もったいないしそれ以上に“ばちあたり”だという意識が強く。(笑)。
昔の日本人はこれが当たり前でしたけど、今もこれで通し続けてるわたしって・・・もはや絶滅危惧種かもね。(笑)。
Commented by byogakudo at 2009-12-23 17:06
おお、日本の美風は、芽句が継承していましたか!
ありがたや。
わたしも反古紙でメモしていたことがあったけれど、
根っこの文房具好きに負けて、RHODIAなんぞに
書いてしまいます。


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