猫額洞の日々

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2010年 01月 10日

神西清訳「真珠の首飾り他二篇」と横溝正史「悪魔の降誕祭」併読中

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 未整理の紙袋から取り出した2冊、食べ合わせが悪そうでも
胃腸は丈夫、食中毒も起さず併読できるのが、活字中毒の有難さ。

 既読かもしれない「悪魔の降誕祭」(角川文庫 77年14刷 J)の
昭和30年代テイストが楽しい。

 アーニーパイル出身で、アメリカ公演から帰ってきたばかりの
ジャズシンガー周囲に殺人事件が起きる。
 西荻に建てた豪邸お披露目パーティで彼女の夫が殺され、現場に
残された女物アクセサリが、ロケット! 蓋を開けると、彼女と
親しいピアニストの小写真が偲ばせてあった。

 近頃はたぶん流行っていないロケットだが、身につけられる小さな
函という感覚が、すてきだ。商店街の時計屋さんに今でも置いてある、
銀色の小さな楕円形ロケットを見る度に欲しくなっては、すぐ忘れ、
いまだに手に入れていない。いつか、ヴェロニカの押花を入れたい。

 レスコーフ作・神西清訳「真珠の首飾り他二篇」(岩波文庫 51初
ヤケ入り 裸本)は日本語がカッコよくって読んでいる。
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by byogakudo | 2010-01-10 13:57 | 読書ノート | Comments(0)


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