2010年 01月 14日

アンドルー・ガーヴ「諜報作戦D13峰登頂」もう少々

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 写真は、汐浜運河の夕暮れ。

 なんか又、妙なものを読んでいるような気はする。山登りへの興味も
体験もなく(今後もありそうにない)、スパイアクションにも関心がなく、
アンドルー・ガーヴの大ファンでもないのに、あの地味なミステリ作家が
という一点の興味で、読み始めた。

 東西冷戦期、新技術の搭載されたカメラの上空での撮影実験中に、
飛行機がハイジャックされ、山中に墜落する。著名なイギリス人登山家が
請われて、トルコとソ連の境にある前人未到の急峻・D13峰に登り、
カメラを破壊する任務に就く。実際の破壊は、相棒のアメリカ人の
仕事だが。

 始まりはスパイもの、次いで登山小説になり、カメラを爆破した
アメリカ人が雪崩に巻き込まれて死んだ後は、カメラを奪取しようと
ソ連側から登ってきた女性登山家と主人公との、恋愛登山小説に
なりつつある。いったいこれは何だろう?

 地味なタッチで、登頂の苦心やチームワークについて語られ、ガチガチの
共産主義者であるヒロインに向かって、主人公は、このままでは二人とも
衰弱死するだけだから、チームを組もうと提案し、話はだんだん恋愛風に
なってきた。
     (創元推理文庫 88年6掏摸J)
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by byogakudo | 2010-01-14 13:56 | 読書ノート | Comments(0)


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