2010年 01月 15日

アンドルー・ガーヴ「諜報作戦D13峰登頂」読了

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 写真は、パラダイスの跡。

 今日も寒い中、長歩きしてしまったけれど、その話は明日。アンドルー・
ガーヴ「諜報作戦D13峰登頂」の件を終らせよう。

 起承転結のきちんとした、お行儀のよい小説だ。主人公とヒロインとが
結ばれる前に、ちゃんと軽く事件も起り、そして、めでたしめでたし。
 欠点のない、よくできた中編だろう。登山に興味があれば、もっと
楽しめたかもしれない。

 実際の山登りはともかく、登山小説というのは、どうも人生訓めいて
読まれる弱点がありそうだ。
 チームワークやリーダーシップの大切さとか、登りよりもむしろ下りが
困難であるとか、安直に、生きること自体にパラフレーズされやすい。

 新型カメラというのが、
<「[略]この装置は時間をさかのぼって見ることのできるカメラの一種
 なのです。それは赤外線の作用を利用して、極微量の熱を記録すること
 により、過去におこった事柄を写真に撮ります。[略]」(p44)というもの。

     (創元推理文庫 88年6刷 J)
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by byogakudo | 2010-01-15 20:37 | 読書ノート | Comments(0)


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