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猫額洞の日々

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2010年 01月 16日

新御徒町から蔵前を歩いた

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 写真は、タイガービル1Fの HOWLING UNITY とビル全体。

 昨日も寒かったが、お正月の散歩時の最後・蔵前辺りが、なにか
残っていそうな気配だったので、行ってみる。なにかって、つまり
トタン貼りであったり、モルタル塗りの家屋だったり、古い近代建築
ビルだったり、である。

 大江戸線・新御徒町を出て元浅草方向に歩く。トタン貼りも木造
モルタル塗りも、やはりある中、浄土宗・光明寺というお寺の
たたずまいに惹かれて入ってみた。静かでうつくしい。

 北上してから又、蔵前に戻ろうという大体のプランである。いつの
間にか浅草通りを超えて地名は松が谷。
 手元の地図を見ながら、東京本願寺(浄土真宗は派手だ)脇を
過ぎた前後に、きれいなモルタル塗りの古い旅館があった。
「台東旅館」だ。いいなあ。

 方向が取れなくなり、合羽橋商店街を歩いている。寒さがこたえて
来たので、怒濤の珈琲で休憩。

 蔵前に向かって歩いていたら、あれは! 思わず横断歩道を駆け抜ける。
走る必要はないのだが、タイガービルを目にしたら、走りませんか?
 銀座アパートメント(奥野ビル)に似ている。1Fにすてきなお店があり、
Sがショーウインドウを撮っていたら、店の方がドアを開け、招じて下さる。

 中は、好きなものばかり。1960年代前後のヴィンテージ家具や雑貨、
ファニーで愛すべきギター等、たしかな選択眼と質のある品揃えだった。
20年代から30年代のフランスの椅子の、座面の青のうつくしいこと。

 Sは勧められてギターを弾いてみる。テスコとグヤトーンが合同して
輸出用に作ったケント(だったと思う)というギターなどを。

 お土産に小さなガラスのノブを買う。薄紫色が愛らしい。パステル
トーンで三色ある、サテンの小物入れにも惹かれた。ヒチコック映画で
グレース・ケリーの化粧台に置かれていそうな、小物入れだ。
 また行きたい、HOWLING UNITY

 昨日は、光明寺と台東旅館とHOWLING UNITY(タイガービル)が
見られた一日だ。散歩は楽しい。

 古本屋はのんきでいいなと誤解させるブログだけれど、毎日、
苦痛と悲鳴とうめき声に満ちた実体を書いても、あんまり面白く
ないし、ますますメゲるだけなので、当分のんき路線で行こう。

 今週の新着欄です、よろしく。
 新着欄

by byogakudo | 2010-01-16 13:23 | 雑録 | Comments(0)


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