2010年 01月 27日

リチャード・カウパー「クローン」読了

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 写真は、イサム・ノグチ庭園。

 タイトルは「クローン」だが製作過程を読むと、体外受精による
超人(ミュータント)創造だ。

 主に労働者階級である類人猿と、人類が反目しながらも共存する
2072年、ミュータント青年は仲良しの類人猿に連れられて、都市に
住む創造主を訪れようとしている。

 都市の混雑はすさまじく、彼らは人類や類人猿の、反政府デモ隊に
紛れて近道を試みるが、逆に騒動に巻き込まれてしまう。
 この辺り、どうもイギリスSFは社会派でいけない、と思わせるが、
それを過ぎたら楽しく読めた。

 人類対超人のお定まりの展開だけれど、イギリス式の地味な
ヒューマーが好もしい。
     (サンリオSF文庫 79初 帯 J)

 ひとり空しく「カヴァじゃない、ジャケットでしょう!」と
小声で叫び続けること約10年、とうとう諦め、HPの表記を「J」
から「カヴァ」に変えたが、今日、日本語の本で初めて
「ジャケット」表記を見た。
 「建築家・人と作品 上」(川添登 井上新書 75年20版 J)の
前袖に、<ジャケット写真>とある。
 I am not alone, but few.
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by byogakudo | 2010-01-27 13:46 | 読書ノート | Comments(0)


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