猫額洞の日々

byogakudo.exblog.jp
ブログトップ
2010年 01月 29日

写真美術館へ「出発__6人のアーティストによる旅」を見に行く

e0030187_19303492.jpg






click to enlarge.


 写真は、先週のクリスト風景。

 森羅万象たいていのことに暗いが、写真もそのひとつ。お客さまが
お友だちと一緒にいらして、そのお友だちが、写真家・さわ ひらき氏。
さわ氏から東京都写真美術館で展示中の「日本の新進作家展 vol.8
出発__6人のアーティストによる旅」招待券を頂いた。

 尾仲浩二さんは、阿佐ヶ谷にもお伺いして知っている。他の方々__
百瀬俊哉・石川直樹・百々 武・さわ ひらき・内藤さゆり 各氏__は
どんな作品を撮る方なのか、皆目わからない。不勉強で失礼な古本屋だ。
さわ氏たちが帰られてから、あわてて、webでさわ氏の作品を探す。
 web写真では、いまひとつ、わからない。

 web photoはライヴな一見にしかず。どの写真家も、各自の世界観が
伝わってくる、いい展覧会だった。

 尾仲氏や百瀬氏のカラーは、発色現像方式印画というプリントなのか。
ひずんだ色調が出る。
 内藤さゆり氏のインクジェット・プリントも、粒子の粗さが、はかなくて
いい。(ああ、お目にかかったこともない作家に「氏」を付けて書いている。
だけど文章全体のバランスから、こうするしかないのか・・・悩む。)

 さわ氏の展示が見つからなくて尋ねる。黒いカーテンの奥のブース
だった。スティルではなくシネマだ。
 「私は猫ストーカー」試写室版くらい(?)のスクリーンに、
モノクロームの映像が映される"music video for small metal gods"
(音楽 David Sylvian)と、小さな木の机と椅子のコーナーに置かれた
"HIDDEN TREE"である。

 前者は、日常そのものである室内を飛ぶ模型(?)飛行機の動きが、
水槽を回遊する魚を思い出させ、後者は、机の上に貼られた「手を
触れないで」メッセージに惑わされて上から覗き込んでしまったが、
やはり椅子に座り、机に頬杖をつきながら、木のボックス内で展開する
小さな世界にひたるべきだった。注意されたかもしれないが。

 いまの若手写真家たちの、プライヴェートな視線がよかった。
恵比寿の東京都写真美術館2Fで、2月7日(日)まで。
[PR]

by byogakudo | 2010-01-29 19:48 | アート | Comments(0)


<< 写真美術館から庭園美術館への散...      幸田露伴「一国の首都 他一篇」... >>