猫額洞の日々

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2010年 02月 09日

無知のかなしみ

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 たまにお見かけする年配の女性。お話ししているうちに、店を
始めた頃にいらして、「昔、『ロシナンテ』にいたのよ」と仰って
いたのを思い出す。

 「続・石原吉郎詩集」を買って下さり、敗戦直後、『ロシナンテ』で
「あたし、まだ十代だったけど、40歳の石原さんと仲良かったの。
面白い人だったのよ」

 お酒が飲めない質なので、石原吉郎におしるこをおごってもらったか、
あるいは彼女がおごったのか。小声の早口で仰るので、どっちだか
聞き取れなかった。

 名前しか知らない石原吉郎と『ロシナンテ』。わたしが伺っても、
豚に真珠あるいは猫に小判。もったいない。
 彼女は80歳になられる。知識のあるひとがお話を伺うべきだろう。
つくづく、無知と無教養と無学は犯罪なのである。
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by byogakudo | 2010-02-09 12:24 | 雑録 | Comments(0)


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