猫額洞の日々

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2010年 03月 22日

横尾忠則「東京見おさめレクイエム」読了/笠原和夫「破滅の美学」もう少々

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 横尾忠則のほうは、19日(金)、往復の地下鉄内で読んでいた。
アーティストはみんな、関係妄想だ。読者もそれに感染する。
     (光文社 知恵の森文庫 00初 帯 J)

 ヤクザ映画も殆ど見ていないが、面白く読んでいる「破滅の美学
_ヤクザ映画への鎮魂曲(レクイエム)」(笠原和夫 ちくま文庫 04初
帯 J)。

 男とは何ぞやを考えた挙句、
<[略]要するに、<男>というのは、子宮を持たない人類の半分が
 幻想として描いたフィクションであって、実体はどこにもない、という
 のがわたしの結論だった。>(p57)
 そういう認識のひとが書く脚本なら、信頼できる。

 でも、フィクションを否定し、本音だけで生きようとする男は、現実には
「オバサン」として存在するしかない。若い男/オバサンが目につく、
今日この頃だ。

 マザコンの反動であるマチスモを否定しつつ、それでも男のひとには
男として在ってもらいたい。こちらも女形に倣って、自覚的に女の様式を
身につけたい。
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by byogakudo | 2010-03-22 13:02 | 読書ノート | Comments(0)


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