猫額洞の日々

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2010年 05月 06日

吉井勇「歌境心境」1/3ほど

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 ああ、やっと、連休が終った。静けさに堪えかねて一日、休みを
入れたけれど、それにしても長く、むだに晴れていた、古本屋に
とっては。

 季節外れの吉井勇熱がまだ続く。戦時中にも閑文学が出版されて
いたのかと、奥付を見て思う。
 昭和18年(1943年)1月刊だ。7000部って、多いのか少ないのか、
解らない。ちゃんと函に入ってる(今は傷んでいる)ハードカヴァだし、
戦局は__どうだったか、年表を見ると、そろそろ負け戦の始まりだ。

 「画人の歌」の章に、「新萬葉集」からの歌が引かれているが、

<故らに下人の群に入るとても世の革まるものならなくに>
<物々し黒襯衣黨の行列を描く今の世のベリニもありや> 
 どちらも石井柏亭作である。これくらいなら言ってもよかったのか。
上の歌の「下人」がどちらサイドを示すか、取り様で異なる。

     (湯川弘文社 43初 函)
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by byogakudo | 2010-05-06 12:53 | 読書ノート | Comments(0)


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