2010年 05月 14日

島田一男「夜の警視庁」読了/ビオイ=カサーレス「日向で眠れ 豚の戦記」へ

e0030187_12535378.jpg






click to enlarge


 写真は三鷹の窓猫(鳩は置物)。

 あんまり東京風景に恵まれなかった島田一男「夜の警視庁」(春陽文庫
81再 J)だが、元映画俳優・現テレビタレントが主人公なので、地方ロケや
海外(といっても近い。英領香港)ロケに行っては、先々で事件に巻き込まれる。

 文庫初版は1980年である。たぶん最初は雑誌に連載されたのだろうが、
70年代中頃の作品か? 

 第一章ではコマ劇場の他に、新宿西口の高層ビルで娘が洋装店(ブティック
ではない。生地から選んで仕立てる洋装店。)を開いていたり、「サパー
クラブ」や、新宿西口の「京湘プラザ・ホテル」なんてのが出てくる。
 第五章の香港ロケ前後では、帰国後の税関手続きの煩雑さや、香港ドルと
日本円との換算の話もある。

 東京風景や東京風俗ではなく、最新娯楽情報ミステリだった。ま、いいか。

 シブい系もときどき入る、根の浅いジャンク趣味なので、すぐにいつもの路線に
戻って、昨夜からビオイ=カサーレス「日向で眠れ 豚の戦記」を読み始める。
 「モレルの発明」のSF風とは違うようだが、これも変梃な話みたいだ。
[PR]

by byogakudo | 2010-05-14 12:54 | 読書ノート | Comments(0)


<< 「ウォンテッド」をほぼ見た      内田魯庵「貘の舌」読了 >>