2010年 05月 16日

ビオイ=カサーレス「日向で眠れ」読了

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 情緒不安定な妻が精神病院に入院し、残された時計修理師の夫が
気もそぞろな様子を手紙に記す形式で、謎が明かされる、一種の
ミステリとも読める。

 好みで言えば断然「モレルの発明」だが、これも嫌いじゃない。

 ごくありふれた日常生活に少しずつ違和感が生じて増幅し、
SF的な原因がわかるまでの、カフカを思い出させる閉塞感・
じわじわ感はいいのだけれど、人気のテレビ小説「夜明けの嵐」
__エジンバラの死体泥棒の話を元にした__が伏線だとは、
まさか思わなかった。 
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by byogakudo | 2010-05-16 13:06 | 読書ノート | Comments(0)


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