猫額洞の日々

byogakudo.exblog.jp
ブログトップ
2010年 05月 23日

都築響一編「Showa Style 再編建築写真文庫」を見る

e0030187_143935.jpg










e0030187_1431978.jpg










e0030187_1432946.jpg







click to enlarge.


 写真は、昨日に続き西新宿の古い木造モルタル・アパートメント。
細かく言えば、青梅街道から成子天神側に入った辺りだが、境内の
すぐ傍まで高層ビルが建っていた。裏手にあった、木造でガラス戸を
引いて入る古本屋も、とうに消え、近くの60年代風・鉄筋アパート
メントも、道路か高層ビルの一部に変り、東京のかけらは、いよいよ
ミクロ化する。

 一冊ずつ集めるのは大変だし、「Showa Style 再編建築写真文庫」
(都築響一編 彰国社 09初 帯 J)を、えいやっ!と買った。
 ともかく、できるだけ量を集めて、記憶のかけらのよすがにしよう、
という企図であろうが、でも、印刷技術の違いは大きく、写真から
アウラが喪われている。

 4.7cmくらいの厚さでペーパーバックなのも、開きが悪くてつらい。
価格を抑えるためだろうが、せめて半分ずつの2冊本だったら、もう少し
開けやすく、見やすくなったのではないか。

 復刻本のさみしさ、物足りなさが、今のいんちきな新建材ビル群の
街並を象徴し、批評しているのかと、またヨタロー読みしそうだ。
[PR]

by byogakudo | 2010-05-23 14:05 | 読書ノート | Comments(0)


<< 平山廬江「東京おぼえ帳」読了      「野口冨士男随筆集 作家の手」読了 >>