2010年 06月 18日

四方田犬彦「先生とわたし」読了

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写真は、昨日の清澄庭園と人形町。

 [おとといの続き]
 いなとよ、さにあらずして・・・比較上りべらるなる「駒場村」
とて、ヨソモノにはけして居心地よきところには非ず。
 大学・大学院と「東大駒場村」「東大本郷村」出身者に非ずして
ヨソより来たりて「東大村落共同体」に就職せば、こはいかに。
 学生は他大のそれに比して優秀なる人材多く、ぜみなーるの愉しさは
極まりなし。されど学内政治のありようは、なんとしよう、われに
不向きなる政治力学の世界に否応もなく立ち向かわされ、かくては
酒杯も重なろうというもの・・・。

 __しかし「降りる」こと、「外れる」ことは選択肢になかった
のでしょうか。学者・教育者の家系に生まれ、学者の道しか目の前に
なかったとは言え、途中で降りることも可能だったのではないかと、
生まれついての脱落者は考えます。
 あれだけ知の世界の横断拡大に業績を現された方が、なぜご自身の
身の保全に無頓着でいらしたか。ナイーヴにもほどがあると、傍目には
見えます。
 政治的に振舞えないこと、ムラの政治闘争に敗北することで、あなたの美は
顕現された、とも言えるのですが。

     (新潮社 07再 J)
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by byogakudo | 2010-06-18 16:53 | 読書ノート | Comments(0)


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