猫額洞の日々

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2010年 06月 26日

「ハーディ短編集 魔女の呪い」読了/「岩本素白随筆集 東海道品川宿」半分弱

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 写真は、昨日の「中の島公園」突端から河口を臨む。

 季節外れなのか、ハーディが合わないのか、面白がれないまま
読み終わる。最後の「マージェリと謎の男爵__ミルクしぼり娘の
ロマンティックな冒険」は、田園地帯に住むミドルクラスの娘が、
シンデレラになり損ねる話、と言ってしまっては残酷だが、
シンデレラを助けて王子様と結びつける善い魔法使いが、ここでは
外国人の男爵である。

 憂鬱症の男爵が、ひょんなことで自殺の危機を救われ、娘になにか
お礼をしようとする。けれども、ここはお伽噺の世界ではなく19世紀の
イギリスなので、彼の親切は却って、娘と同階級の婚約者との間に亀裂を
生じさせる。
 男爵はふたりの仲を回復させようと努め、婚約者である若いやり手
タイプの男も策略を廻らし、彼女は、とどのつまり、自分にふさわしい
元からの婚約者と結婚しました、とさ。という話。

 婚約者間のどたばたは、たぶんシェイクスピアでも読んでいれば、
ああ、あれねと該当本がありそうだが、なにぶん読んでないので、
なんとも言えない。
     (角川文庫 80年5刷 J)

「岩本素白随筆集 東海道品川宿」(来嶋靖生編 ウェッジ文庫 08再 J)、
すてきに落ちついた日本語だ。

 今週の新着欄です、よろしく。
 新着欄
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by byogakudo | 2010-06-26 15:51 | 読書ノート | Comments(0)


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