猫額洞の日々

byogakudo.exblog.jp
ブログトップ
2010年 08月 01日

イーデン・フィルポッツ「ラベンダー・ドラゴン」読了

e0030187_13101944.jpg









click to enlarge


 あっという間に8月です。鈴木創士氏の現代思潮社サイト・コラム
第五回。先日お知らせした蓮実重臣さんの新曲が放送されるのは、明日
です。お見逃し、お聴き逃しなく!

●番組名:「週刊こどもニュースプレゼンツ ABUアジア子どもドラマシリーズ」
●ドラマタイトル:『ケータイ電話と川のヌシ』
●放送日時:8月2日(月)、午前10:00〜10:40
●放送局:NHK教育テレビ
●作・演出:尾崎裕和
●音楽:蓮実重臣

 「ラベンダー・ドラゴン」(イーデン・フィルポッツ ハヤカワ文庫
79初 J)は、おとな向けファンタジー。

 中世にあっても時代遅れなドラゴン退治に出かけた騎士と従者が
出遭ったのは、異端的なうつくしさを持つドラゴンである。
 空色に近い青い体表は、日光にあたると濃いバラ色に輝き、翼を
拡げるとエメラルドや空色、金色・紫いろとあらゆる色合いを帯びる。

 ところがこのドラゴンは、あろうことか紳士的な口調で二人に語り
かけ、いちど自分の統べる村を訪れてくれと頼む。

 連れ去られて行ってみれば、そこは理性と教養に基づいて、皆が
自発的に活動する共同体、というユートピア・ファンタジーが、
ときどき皮肉な注釈を挟みながら__騎士については、
<最も純粋な理想がジャスパー卿をユーモアを解さないクソまじめな
人物にしていた。例えるなら申し分のない母親とでもいったところだ。>
(p8)なぞと書かれている。__悠々と語られる。 
 




..... Ads by Excite ......
[PR]

by byogakudo | 2010-08-01 13:10 | 読書ノート | Comments(0)


<< 「スカイクルーザー」とブライア...      浅草周辺写真集 >>