2010年 08月 06日

今日も大川へ

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 暑いのに神保町へ行く。軽く流すつもりで古書会館に足を踏み入れると、
やはり目が真剣になり、小川町タリーズでの休憩時、わたしは既にへたばって
いた。Sは大丈夫そう。地下鉄で馬喰横山まで行く。

 もちろん日陰を選って歩く。薬研掘不動尊の場所がわかったが、水天宮に
しろ、思ったより小さい。江戸時代はもっと広かったのかしら?

 いつぞやはSが不調で、10分間滞在だった両国橋西側の隅田川テラスを
河口に向って歩く。汀まで張り出した箇所では波が岩にぶつかり、水しぶきを
浴びそうだ。
 隅田川はいつものように、たふたふと水をたたえ、ふっと気持ちが楽になる。
あの大きさ・広さだから、両岸の高層ビルに負けない存在感を持ち続けている
のだろう。神田川では、こうはいかない。両岸の建物ばかり気になる。それでも
水が流れてないよりは、いいが。

 陽射しを我慢して新大橋を渡り、森下方面へ。夏祭りの準備が見えたので
神社かと思って行ってみたら、八名川小学校に隣り合う八名川公園だった。
 いちだん高くなった藤棚の下と、小学校寄りに張られたテントに折畳み椅子が
置かれ、中央の櫓から提灯の列が、長く放射状に連なる。
 ひとの背丈より高いひまわりまで咲いている。昭和な夏の集合地点みたような
広場だ。

 Sが写真を撮っていたら、老人に「何時に始まるんだい?」と聞かれる。
 「いや、散歩してるだけなので」
 「なんだ、そうかい」、老人は自転車で立ち去る。

 「これから、『散歩者』って腕章をつけて歩く?」
 「うん、『路散人(ろさんじん)』ってのは?」
 本気で字体は何がいいかしらと、一瞬考えた。

 すぐ近くに深川神明宮。前には、伊東深水誕生の地という碑がある。
 小名木川にかかる高橋(たかばし)を渡って、清澄白河駅へ。暑くて
いささか朦朧としたけれど、ここらは細かく歩くと、まだ東京の欠片に
遇えそうな気配がある。




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by byogakudo | 2010-08-06 20:01 | 雑録 | Comments(0)


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