猫額洞の日々

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2010年 09月 03日

蔵前あちこち

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 写真は、8月6日の八名川公園で。「カズン」の文字が目を射るが、
「いとこ同士」のファンってことは・・・ないだろう。

 暑いなあ。行くの? でも、出て歩き出せば、すぐに愉しくなるのは
解っている。だから一緒に出かける。

 3pmでは、まだ陽射しが強い。地下鉄大江戸線で蔵前に着き、
いつものA7と違ってA6出口から外に顔を出すと、やっぱり暑い。
タイガービルのある国際通り(?)方面へ。

 精華公園だかで休憩。子どもが大勢、遊んでいる。ある夏の本郷・
西方町の公園を思い出した。暑さはきびしいが、見上げると秋の雲だ。
蔵前で最晩年を過ごせたらと、叶わぬことを願う。

 ここらもお寺が多い。大通りに戻ってタイガービルに行ったら、
「ハウリング・ユニティ」の反対側にもお店ができていた。やはり'60年代調
中古家具店、のようだ。今回は両店とも外から見ただけ。

 Sが見つけていた江戸通りのCafe DECORAへ。奥の壁にジャズDVDが
流れる、手作り風キャフェだ。椅子は不揃いで、なんだか居心地がいい。
 5pmからバーになりますと言われる。昼間の時間帯はセルフサーヴィス
方式で、飲食物のトレイは客が返す。コーヒーが190円なのが素晴らしい。

 壁際の安楽椅子に坐ったSが、席を替わって外を見てごらん、と言う。
照明が落とされた店内から、入口の隙間に見える江戸通りの風景を見る。
 椅子の低さと外の人々、店内の空気のせいだろうか、1968年頃に連れ
戻された。

 やっぱり隅田川を見てから帰ることにする。キャフェの斜交いには、
「浅草御蔵前書房」。そういう位置関係だった。
 川に向う細い道の角には、「浅草聖ヨハネ教会」がある。

 夕べは「隅田川」(朝日新聞社 65初 J)を読んでいた。隅田川が工場の
排水と、家庭からの排水とで汚染され、メタンガスが吹き出す死の川だった
時期に、もう一度かつての隅田川を取り戻そうと、連載された記事をまとめた
本である。
 百年がかりになりそうだと予測されているが、50年で、ここまで水はきれいに
なった。あと50年、本気でやれば、シラウオが採れ、荷風や木村荘八が泳ぎを
覚えた、あの隅田川に戻すことだって、不可能とは言えない。わたしが、その日を
見ることはないけれど、うつくしい後世の隅田川を心から願う。





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by byogakudo | 2010-09-03 20:28 | 雑録 | Comments(0)


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