猫額洞の日々

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2010年 10月 06日

岩井弘融「大都会東京」2/3

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 <ひとりの人物が、地方の友人にたいしてかきおくる二週間の通信文の
形態を>とって書かれた<都市社会学的な観点>からのレポートなので、
文体が肌に合わないのも無理はないと納得して読みます、はい。

 『第6信 新しい門前町』は立正佼成会によって出来た街・杉並区 和田本町の
報告だが、戦後の新興宗教ブームの分析である。

 今は又、ひっそりと静かな住宅地に戻っているが、東京オリンピック直前は、
<下町の柴又の帝釈天などが、さびれかけているのにたいし、山手のここは、
 すでに、それらを圧倒し、凌駕しているのです。>(p82上段)

< 本部にいたる数丁には、従来の住宅地のなかに、新しい門前町が
 できあがっています。立正佼成会通商店街というネオンのアーチを
 くぐると、両側には仏具店、参拝御土産、御休処、団子や寿司の
 軽飲食店、茶屋、等々、さらに露店までもギッシリならんでいます。[中略]
 御土産にしても、「交[注 ママ]成飴」、「交[注 ママ]成羊羹」、「交[注 ママ]成
 落雁」などが売出され、お寿司屋さんさえも「交[注 ママ]成寿司」>(p81~82)
という繁昌ぶりだったそうである。





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by byogakudo | 2010-10-06 13:56 | 読書ノート | Comments(0)


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