2010年 10月 19日

五人づれ「五足の靴」読了

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 もっとわくわくするかと思っていたが、それほどではなく読了。
わくわくする旅行記といっても、秘境探険に胸躍らせるタイプでは
ないし、何を期待していたのだろう。無生物を主語とする文体に、
多少、違和感はあった。
< 五足の靴が五個の人間を運んで東京を出た。>というイントロだ。
新感覚日本語の面目躍如なのだろう。使いこなしてる、とまでは
思わなかった。

< 今日町を歩きながら、出来るだけ外国語の日本語化したのを
 捜そうとしたが、あまり集まらなかった。昔は長崎に多かった
 ろうが、文明の伝播の早い今日は、かえって比較的に不便なこの地
 [注 平戸]あたりに最も多く残っているらしい。ボーウラ(南瓜)
 コブノエ(蜘蛛の巣)トッチンギョウ(木の梢)の如きはその二三の例だ。>
(p37-38)

 わたしは南九州出身だが、蜘蛛をコブと呼ぶのは、子どもの頃、
聞いたことがある。

     (岩波文庫 2007初 J)





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by byogakudo | 2010-10-19 13:39 | 読書ノート | Comments(0)


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