2010年 10月 25日

カーター・ブラウン「墓を掘れ!」読了/矢野誠一「志ん生のいる風景」半分弱

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 予想通り愉しく読み飛ばせた「墓を掘れ!」(カーター・ブラウン
HPB 67年3版)だが、奥付の書込みは知ってたけれど、ボールペンの
赤線引きに気づいていなかった。手抜かり。11箇所あった。

 最初の方は、秀逸とかつての所有者が考えるフレーズに赤線が引いて
あるが__たとえば<とたんにイレイン・カーズンの冷たさがおれの
脳ミソのなかへしみこんで、おれの赤血球は、そのまま血液銀行へ
もっていけるくらい、急速に冷たくなっちまった。>(p15下段)__、
だんだん話の面白さに引きずられてだと思う、後半、線引きがなくなる。

 「志ん生のいる風景」(矢野誠一 文春文庫 87初 J)、こちらは
ジャケット袖が本体に添付されていた。おまけに袖口に、何の跡だか
くっついている。帯も糊付したが破れて糊面だけ残ったのだろうか?

 むかし読んだような気もするけれど、だとしても、しっかり忘れて
いるからかまわない。円生と志ん生との肌合いの悪さなぞが、明確に
書かれている。印象批評ではなく、落語と演劇に於ける「間」の違いを
検討したり、具体的な描写で、志ん生の肖像を描こうとしているようだ。





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by byogakudo | 2010-10-25 14:29 | 読書ノート | Comments(0)


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