猫額洞の日々

byogakudo.exblog.jp
ブログトップ
2010年 11月 29日

エーリヒ・ケストナー「消え失せた密画」読了

e0030187_13341055.jpg









click to enlarge.


 大昔読んだことがあったのだろうが、覚えてないので初読も同様。
「雪の中の三人男」「一杯の珈琲から」と共通する感じの良さだ。

 結構、アクションシーンもあるのに、おっとりした空気を醸し出す
のは何故だろう?

 ギャング組織が仮装舞踏会の会場を襲撃したり、ギャングが密画を
追いかけるのに、
<<ローシトック・スカート倶楽部(クラブ)・登録番号1896>と記された
 バスに乗って、風船玉を振りまわし、蛮声を張りあげてワンダー
 フォーゲルの歌をうたい、大はしゃぎにはしゃいで、見惚れて立って
 いる女子供に、卑猥(ひわい)なことばを浴びせていた。>(p202)__
こんなギャグがちりばめられている。

 ヨーロッパとアメリカの肌合いの違いかなあと、「フランス鍵の
秘密」などを思い出して考える。
     (創元推理文庫 80年9版 J)





..... Ads by Excite ........
 
[PR]

by byogakudo | 2010-11-29 13:34 | 読書ノート | Comments(0)


<< ジェイムズ・P・ホーガン「造物...      小林信彦・編「横溝正史読本」読了 >>