2010年 12月 16日

フィリップ・マクドナルド「迷路」読了/サイモン・ブレット「ダイエット中の死体」もう少し

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 レジの後ろに六興出版版「ライノクス殺人事件」をぶら下げていても
読んだことがないフィリップ・マクドナルド。HPBの「迷路」(2000初 帯)を
読んでみる。

 本格派向きじゃないのを再確認しただけ。この供述はヘンでしょと思った
ひとが犯人だったが、理由付けがあんまり後味がよくない。イギリスの階級
制度が強固だった時代の作品だから無理もないけれど、怒れる若者や
パンクスが登場するのは必然ってものではないか。

 薄味なのを承知の上で、またサイモン・ブレットにしてみる。ヒロインは、
暗黒街の大立て者の未亡人。メリー・ウィドーは、かつての部下たちの
助けを借りて事件を解決する。

 今では有名なジャーナリストに出世した女性は、恩義に報いるため、
ウォーレン・ベイティ、マドンナとのインタヴューも延期し、
<たまたまお忍びでイギリスを旅行していたJ・D・サリンジャーとの>
インタヴューもキャンセルして、未亡人のために働く。

 軽くて、これはこれでいいんじゃないかしら。風俗小説としても
楽しめるし__オクスフォードやケンブリッジに下層階級出身者でも
入れるようになったが、同世代の上流階級の若者とうまくつき合えない
ところとか。
     (HPB 94初 帯)





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by byogakudo | 2010-12-16 17:11 | 読書ノート | Comments(0)


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