猫額洞の日々

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2010年 12月 21日

陳舜臣「枯草の根」1/2ほど

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 写真は、いつだったかの鴎の水浴。初めて鴎を間近に見たが、「カモメの
水兵さん」なんて歌ののどけさから遠い、ギャングスタ系(?)が、鴎の正体
ではないか。

 読んでないよねと、1頁目からおそるおそる頁を繰って行ったが、どうやら
未読だったようで一安心。

 大勢が1960年代ころの神戸を目指して集結し、そこで殺人事件が起きる。

 まだ若い中国系アメリカ人夫妻、神戸の叔父を頼って逃げた男を捜す、30歳
過ぎの女(当時なら年増とみなされるだろう)、南洋(今でいう東南アジア)から
やって来た中国人大実業家・70歳くらい、神戸のフィクサーである日本人の男
(東京から逃げて来た男の叔父)、上海の元御曹司(中国人・60歳)は、かつて
大実業家の苦境を救ったが、今は彼の助けを必要とする状態である。

 元御曹司の貿易会社と同じビルの地下で、中華食堂を経営する50歳の中国人が
探偵役であると、P77で解る。そして、元御曹司の銀行に勤めていた老人が
殺される。

 まだ全員が絡みきっていない、国際色豊かなミステリだが、もっぱら1960年ころの
神戸を想像する補助として読んでいる。無精者。

     (講談社文庫 80年13刷 J)

12月22日に続く~





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by byogakudo | 2010-12-21 15:23 | 読書ノート | Comments(0)


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