猫額洞の日々

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2011年 01月 11日

古本屋は比較級のお金持ちである?

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 一昨日お師匠さんに「昔日の客」をお貸ししたら、昨日返しに来て下さった。
師匠も弟子も速読み派だ。
 違いは、師匠は読んだ本をメモして覚えている。弟子は、ブログに書いたら
速やかに忘れている点にある。(そこが問題じゃないか!)

 「この古本屋(山王書房)には藤沢清造があったんだね」
 「えっと、そうでしたっけ?」
 「89ページ辺りかな」と言った後、手帖を取り出し確認される。

 藤沢清造ってのは昔、芝公園の土管の中で凍死した戯曲家・私小説家
だよと、解説して下さり、本に関係した仕事のうち、私小説家の貧乏に
比べれば、古本屋はずうっと金持ちじゃないか、店も家もあるだろうと仰る。

 そう言われてみると、すきま風に悩まされていても、まだ屋根・床・壁のある
屋内に住み、仕事をしている。そうか、基準次第では、お金持ちと、言えなくも
ない。
 実感は伴わないし、いつでもブルーシートが待っている懸念があるのだが、
現状では比較級のお金持ち・・・?

 あまり暗い気持ちにならず、仕事を続けなさい、という教訓だったのでしょうか。





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by byogakudo | 2011-01-11 15:58 | 雑録 | Comments(0)


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