猫額洞の日々

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2011年 01月 20日

サイモン・ブレットと唐十郎に追加/マグダレン・ナブ「真夜中の訪問客」半分

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 ブログを書き終え非公開で送り、まあいいでしょうと公開すると、
しばらくして、あれを書き忘れていた!と気づくが、送っちゃったし、
もういいかと諦める。

 サイモン・ブレット「奥様は失踪中」なら、元の住人が殺されていた
ことが解り、パージェター夫人がご近所に聞き込みに行く。
 夫が妻を殺したのだろうと誰しも考える。一度は愛した筈のひとを
殺すなんて悲劇的だと、聞き込み先の隣人が言うのを受けて、
< 「"しかし各人がおのれの愛するものを殺す"」>とパージェター
夫人が「レディング監獄の歌」を引用するや、相手は茫然と、彼女の
暗唱を聞いている。

<そうだわ、とパージェター夫人は染みひとつない居間に欠けている
 ものに気づいた。コットン夫妻が住んでいたころのアカプルコ荘と
 同じく、そこには書物がまったくなかった。どんな本だろうと、
 とにかく本と名のつくものがどこにもなかった。>(p137下段)

 亡きパージェター氏がオスカー・ワイルドが大好きで、特に
「レディング監獄の歌」と「獄中記」がお気に入りだったという
ギャグが、それに続く。

 唐十郎「下谷万年町物語」では、小説が、俳優論・肉体論でも
あることを書き落としていたし。
 紙片を挟んでいようと、ノートしていようと、書こうとすると忘れる。
どういう病理だろう?

 シムノンが絶賛という惹句にノッて、マグダレン・ナブ「真夜中の
訪問客」(HPB 90初 帯)を読み出したら、いい! 好きだ。





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by byogakudo | 2011-01-20 16:01 | 読書ノート | Comments(0)


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