2011年 02月 20日

フランシス・M・ネヴィンズJr.「120時間の時計」2/3

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 主人公は(わたしには)魅力的じゃないが、構成が巧いので読んで
いられる。

 都会派コン・マンが愛した若い女(彼女も詐欺師だが、優しすぎて
コン・マン稼業に向かない)との回想に前半が費やされ、後半は、
殺された彼女のための仇討ち作戦になる。

 オフの主人公が何をしているかというと、仕事を断るのは、
<[略]わたしはマンハッタンでのんびり休日を楽しんでいる最中だった
 からだ。コンサートや映画やバレエに出掛けたり、美術館めぐりに
 明けくれる静かだが充ち足りた毎日。良質の文学書を繙(ひもと)いたり、
 気のきいたレストランに通ったり、クールな美女たちのお相手をしたり
 [以下略]>(p9下段)に忙しいからだ。

 別に美術ファンでも<良質の文学書>好きでも、ひとのことだから、
どうでもいいけれど、違いの解る大人の男なんざ、犬に喰われちまえ。
 という気分になる、野蛮な女で悪かった。

     (HPB 89初 帯 VJ無)

2月21日に続く~





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by byogakudo | 2011-02-20 13:42 | 読書ノート | Comments(0)


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