猫額洞の日々

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2011年 03月 02日

J・ヴァン・デ・ウェテリンク「自殺好きの死体」読了

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 失礼! 昨日の鈴木創士氏のコラムを忘れていました。
 第12回 ロートレアモンの失踪 (一) です。

 (ああ、まだエル・グレコをお昼寝させている!)

 前に読んだウェテリンクはいつで、なんと言う本だったか
macに聞いたら、2006年2月半ばの「大道商人の死」と解った。
こんな便利なものがあるから、わたしが忘れるのか。

 初めて読んだときほど感激しなかったけれど、やっぱり好きだ。
なんだろう。主役の三人の警官たちだけでなく、登場人物全般、
物語全体に流れる諦観が、好きなのだろう。

 諦観に基づいた公正さ・リベラリズムは、たとえば、それほどの
悪党でもないのに脱獄した男の逮捕に向う場面で、うんざりしている
中年の部下に警視が言うシーンだ。

< 「元気を出せ、フライプストラ」[中略]
  「元気を出したまえ。われわれには監獄があり、情報屋がいる。
 犯罪者もいる。そして、われわれは警官だ。おまけに外は雨だ。
 元気を出せ」
  「はい、警視」とフライプストラは言った。>(p15上段)

     (HPB 77初 VJ無)
 





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by byogakudo | 2011-03-02 13:41 | 読書ノート | Comments(0)


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