猫額洞の日々

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2011年 03月 25日

田島莉茉子「野球殺人事件」のみ読了

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 (又してもエキサイトブログが不調。投稿できるかしら?)

 写真は先週の中野の住宅地で。バロック風鏡が表に出されたのも、
地震のせいだろう。

 大岡昇平を読んだからか、「野球殺人事件」(田島莉茉子 岩谷書店
51初)に手を伸ばす。

 なんでしょう。1951年刊のメタミステリと言えばよいのか。

 戦後盛んになったプロ野球界と、それにつきまとうカケ屋疑惑が発端で、
麻雀とダンス、キャバレ、レヴュー小屋、映画館にはひとが詰めかけ、「東京
浮き浮き」なんて流行り唄も出てくる、戦後風俗満載のディスカッション・
ミステリだ。

 野球選手が殺され、野球賭博の仲介者の噂がある新聞記者も殺され、
連続殺人事件であるが、語り手の新進作家は、これは「グリーン家殺人
事件」型か「黄色い部屋」型かなぞと悩んで、担当警官やカケ屋疑惑の
問題を打ち明けた野球選手と討論している__みんな、翻訳ミステリ・
ファンなのか?__のでメタミステリかと思ったのだが、風俗小説と
割り切って読んだ方が楽しめるだろう。





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by byogakudo | 2011-03-25 14:20 | 読書ノート | Comments(0)


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