2011年 06月 17日

鈴木創士「ひとりっきりの戦争機械」一読

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 読み終えたが完全に理解できたかどうか心もとないので、一読という
べきだろう。現代思想系を読んでいないので、タームが解らないという
問題もあって。何度も読み返す一冊になりそうだ。

 目次を見て、神戸の大震災について書かれたエッセイから読み始めた。
彼は、あれだけの酷薄なできごとを生き延びて書き続ける作家である。
 どの評論やエッセイも、東日本大震災以後、なんら、修正変更を必要と
しないと、強調するべきだろう。鈴木創士氏の立ち位置の誠実さに、胸が
詰まる。

 ソレルスは苦手なので、いちばん最後に取っておいたのに、「ロクス・
ソレルス__または『天国』の註釈」という長めの評論に、いちばん反応
した。
 理解した、というつもりはないが、ドゥンス・スコトゥスの螺旋を描く
ような聖母マリアの定義はすばらしい・・・。

     (鈴木創士「ひとりっきりの戦争機械」 青土社 2011初 帯 J)





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by byogakudo | 2011-06-17 13:36 | 読書ノート | Comments(0)


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