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猫額洞の日々

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2005年 10月 19日

森茉莉付近 (2)

 「黒猫ジュリエットへの手紙」を見ながら、店内の森茉莉関連本をチェックして
みる。(雨がふらなくても閑なのです。)
__と書こうとしていたら、いつぞやの富岡多恵子「女の表現」が売れる。
ありがとうございます。

 さて、森茉莉関係の本や雑誌です。
1) ノラ創刊号 (婦人生活社 77年7月1日発行 経年黄ばみ) ¥1000
       フェミニズム以前、ウーマンリブ期の雑誌。
2) 太陽69年6月号 (平凡社 裏表紙少破れ) ¥500
3) ペーパームーン「ヴィスコンティ=ルードウィッヒ・神々の黄昏」¥2000
4) 彷書月間 03年3月号     記事を読んだ記憶があるけれど、雑誌はどこかに
               潜り込んでいる。
5) 「黄金の針」(室生犀星 中央公論社 61初 函背ヤケ) ¥1000
         森茉莉全集第一巻月報 収録の元本。モノクロームのグラヴィア頁に
        着物姿の森茉莉の写真(左横顔)。
6) 「大正美人伝」   ¥1300
           猫額洞HP目録 08に出ています。
7) 「辰野隆 日仏の円形広場」   ¥1500
           こちらは目録06にあります。

8) 「書斎の復活 知的生活の実践」(ダイヤモンド社 価値ある情報別冊 80年 背ヤケ)
           「黒猫ジュリエットへの手紙」には出ていなかったようだが。
           前にも書いたが、原稿を書く場所についての談話。漸く
           クーラーのある生活になって夏でも原稿が書けるようになった
           が、むかし三島由紀夫に「八十万円のクーラーの宣伝が新聞   
           に」と言いかけたら即座に「すぐ買えばいいのに!」と
           返され、「でもお金がなくて買えません」と言えなくなった
           話がマクラにある。          ¥300

 森茉莉の単行本は06に載せています。

 川村二郎(湊ではなかった筈)の吉行淳之介か開高健についての評論集だったと
思うが、森茉莉を批判?している文章があった。森茉莉のエッセイで吉行や遠藤周作が
それらしい仮名で登場して、彼女があれこれコメントしている箇所(吉行が御家人
みたいだとかの箇所)を、いい年をした老婆が少女じみたことを言って不気味だ__
そこまで露骨な言い方はしてなかったかも知れないが、ともかく そんなニュアンスの
文章に覚えがある。タイトルは覚えていない。


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by byogakudo | 2005-10-19 15:13 | 森茉莉 | Comments(0)


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