2011年 08月 29日

E・S・ガードナー「転がるダイス」読了/同「嘲笑うゴリラ」2/3

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 ぼやっと読んでいた「転がるダイス」、変名をたくさん使っていて
殺された男は誰だったのかしら? ペリイ・メイスンが不利な情況を
かき回すために、裁判に持ち出した仮定が事実になったようだが、
読者がぼうっとしていてちゃ、なんにもならない。
 何を読んでるんでしょ。

 ここでもデラ・ストリートが、ペリイをたしなめる。弁護士と秘書の
関係だから上手く行ってるけれど、結婚してふたりで家庭を持ったら、
ペリイはすぐに、穏やかな家庭生活が牢獄に感じられるようになると、
大人の対応を見せる。男の作者の願望じゃないかしら。
 ふたりの関係がどうなるのか、読者の興味を引き延ばすための工夫
でもあるけれど。
     (HPB 57初)

 「嘲笑うゴリラ」では、類人猿を使ってヒトの殺人傾向・暴力性を
研究させている大富豪が殺される。ニューロティックでエロティックな
感覚が、控えめではあるが、底流に感じられる。
     (HPB 56初)





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by byogakudo | 2011-08-29 12:11 | 読書ノート | Comments(0)


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