2011年 09月 06日

「アルトー24時」でEP-4と伊東篤宏を聴く

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 昨日は赤坂RED/THEATERに行く前に鈴木創士氏に会う。電話で
お喋りしているが、久しぶりにお目にかかる。

 15時前に入場。演劇の前後にかかるシャンソンが良いよと、鈴木氏に
聞いたので。

 始まる前から、あやつり人形を手にした男性(結城一糸)が舞台に
じっと立ち尽くしている。15分、20分? いや、もっとだったかも
しれない。身じろぎもせず、ただオブジェのように頭を垂れて立って
いる。
 公演が始まる。彼は頭をもたげ、満面の笑みを浮かべ、「ようこそ
いらっしゃいました」。

 そして音が入る。「きゃっ、EP-4っ!」、まさにあの音だ。

 演劇について何も知らないので語る資格はないが、「脱げば前衛」の
時代に甘やかされ、そのまま生きてしまったのだろうか。ナイーヴな
アンチ精神を大声で語ったところで、時と場所を越えて声が響く訳では
なかろう。

 台詞を聞かないよう気をつけながら、じっとEP-4の音に耳を澄ます。
上手からときどき聴こえる柔らかで奇妙なメロディラインは、BANANA
UGさんだろう。ノイズとメロディックな音とが、舞台の進行に沿って
精妙な距離感で流れる。

 第二部の始まりにある、伊東篤宏氏の蛍光灯演奏を初めて聴く。
なるほど、エレクトリック! かっこいい。

 公演後にトークが行われ、鈴木創士氏も壇上に上がる。ひとり、
ミュージシャンみたいな佇まいで、孤独でうつくしかった。眼鏡が
壊れて、度入りサングラスをかけていたせいもあるけれど。
 壇上の鈴木氏から投げかけられた、あやつり師と人形の関係について
田中純氏(?)が即答されたが、もっとこの線で話が聴きたかった。

 厚かましくも打ち上げにまでお邪魔した。鈴木創士氏、佐藤薫氏
(シブい!)、川島裕二(BANANA UG)氏、それに初対面の伊東篤宏氏、
いろんな方にお目にかかり、お話しできて、楽しかった。

 立てこもり古本屋ふたりが、めずらしく夜中まで外にいた。帰って
見たら、猫が「遅いじゃないの」と不思議そうだ。

 ひとと会って喋っていると節煙も禁煙も難しい。今日から再度、一日
7本までの節煙ラインに戻るつもりだが、もう6本目。昨日たくさん吸った
から、今日はいいじゃないかということに、なぜならないのだろう。
 BANANA UG氏がゴールデンバットの箱色に合わせた緑色の使い捨て
ライターを持っていらして、なつかしい彼の色彩センスだった。

     (2011年9月5日 於 赤坂RED/THEATER)

(10月20日に続く)





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by byogakudo | 2011-09-06 19:20 | アート | Comments(0)


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