2005年 10月 30日

眠い日

 寝不足の訳ないのに眠い。Sも眠いと言う。何なんでしょう? 垂れ込めた曇り日の
せい? 昨日のような雨の日の方が、もっと眠いだろうに、何かする力が出ないまま
時が経ち、夕方になっている。

 旧聞だが、10月26日付け東京新聞朝刊に、東京中央郵便局庁舎の保存を求める
話が出ていた。
 わたしも又、郵政民営化に反対し続けているが、反対理由の一つが中央郵便局の
存続問題にある。全国一律料金制度が保てず、過疎地の銀行支店なぞ ありえないからと
いう、大前提は勿論だけれど、丸ビルが殺された今、清楚なモダーニズム建築の中央
郵便局まで失われることに耐えられない、という理由が実はいちばん大きい。

 東京駅の写真を撮りに行った時、何枚か撮っている内に、たしかに あの屋根は
仮普請だと実感した。丸屋根 復元の動きがあることは嬉しいが、煉瓦の東京駅を背に
左手、優しく清潔な中央郵便局が存在する美しさに うっとりしていたことがある。
右側にはまだ、頭部に不思議な彫像群を抱く 日本工業倶楽部もあリ、正面は丸ビル。
 ああ、思い出すと だんだん腹が立ってきて、いけない。東京オリンピック時に
遡って立腹すべきだろうか、もっと近く、中曽根民活路線に改めて怒りを燃やすべき
でしょうか。戦後の日本史を全部、否定しなきゃいけない気分・・・。

 東京中央郵便局の保存を求めている DOCOMOMO(ドコモモ)日本支部代表が
鈴木博之・東大大学院教授。「現代の建築保存論」に近代建築保存運動は連戦連敗の
歴史であると記されているが、中央郵便局が初めての1勝になることを、祈ることしか
できない亜種古本屋は心から祈る。


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by byogakudo | 2005-10-30 17:37 | 雑録 | Comments(0)


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