2011年 11月 26日

佐野洋「折々の犯罪」も読了

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 今週の新着欄です、よろしく。
 新着欄  


 「折々の殺人」の続編、「折々の犯罪」も読んだ。どうも本編よりも
前説のほうが面白くって、どんなストーリーだったっけと思い出そうと
すると、頭が白くなる。わたしの頭のせいなのか、佐野洋のあくまでも
地味に徹した作風のせいなのか。
 あんまり会社員の人事トラブルとかに興味が持てないので、材料が
わたし向きじゃないのかもしれない。

 「紙の罪」では、職場の上司が社員の結婚式の媒酌人になり、裏表
色違いの一枚の紙で折られた鶴をプレゼントされる。「妹背山」と
呼ばれる鶴の折り方だそうで、

<[略]大きな折鶴が、二羽並んでいた。金色と銀色の鶴で、真中で
 羽がくっついている・・・・・・。
  『[略]でも、この二羽の鶴は、金紙、銀紙で別々に折り、のりでくっつけた
 のではないんですよ。一枚の紙、たぶん表は金色、裏が銀色の紙でしょうが、
 それを使ってこのように折り上げたのです。ですから、これは見たところ二羽
 だけれど、実は一体という、まことに結婚式にふさわしい作品なんです』>
(p120~121)

 2006年1月11日付けブログにも佐野洋・折鶴話を書いているが、
「妹背山」とは、11日付けの<「番(つが)い鶴」、「シャム兄弟鶴」>の
正式名称なのだろうか?
 「妹背山」の折り方サイトがあった。

 大昔、一度だけ歌舞伎座の立ち見で、「妹背山女庭訓」を見た。
あの頃は立って見ていられた。今はもう・・・。EP-4、来年こそは
立ち見でも行こう。行きます。ライヴ、やってくださいね。

     (講談社文庫 1992初 帯 J)





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by byogakudo | 2011-11-26 12:41 | 読書ノート | Comments(0)


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