2011年 11月 29日

寒々しい

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 曇っている。晴れそうにない昨日、ふたりで三鷹台へ軽い散歩に出る。
風邪っ気が取れなくて、大川端が遠い。

 寒くはないけれど、まったく陽射しがなく、寒々しい。それでも毎日目に
している風景とは違う界隈を歩くのは愉しい。

 駅の階段から立教女学院の大きなクリスマス飾りが見える。今日は正門の
左手の道を選ぶ。昔の郊外住宅地の名残が見られる。東中野辺りの旧郊外
住宅より、当然だが敷地が広く、お庭もある。武蔵野の古い大きな樹も目立つ。

 いちばん感動したのが、写真の忘れられたような納屋だ。これに会えただけで
出て来たかいがある。中を覗き込むと、小さな箪笥(?)が置かれていた。
 不法侵入の誘惑にちょっと駆られたが、実行はしない。

 井の頭公園駅も近い辺りである。休憩するために結局、JR・井の頭線の吉祥寺
に出る。南口駅前の怒濤の珈琲ことドトールに入る。
 二階の喫煙席の窓から見えるのは、相変わらずな気の滅入る吉祥寺の人ごみだ。
狭い道をバスが通るのも変わっていない。北口サンロードをバスが走っていたのも
覚えているが、あれはいつ頃終わったのだったか。

 吉祥寺のどこが、東京一住みたい町だろう? 雑多な店や人間の多さを図らずも
見る度に、殺意が芽生えるのを抑えられない。険悪な顔で見ていた。

 何にもない、いつもの住まい近辺に戻って、ほっとする。不便でいい。あれこれ、
お店なんぞ、なくっていい。あの暴力的な人ごみと、それを当て込んだ店の数々
なんて、消え去った方が、よほどすっきりする。何かがあるようなふりして、実質、
空っぽな風景には堪えられない。





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by byogakudo | 2011-11-29 13:55 | 雑録 | Comments(0)


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